～斉藤マッチュより挨拶～

 

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　斉藤マッチュです。
　この度、20歳の国を退団いたしました。

　去年4月の卒業公演『青春超特急』が終わってから、「参ったな、もう劇団でオレがやれることがないな」と思っていました。
　ふり返って見ると、5年間で13作品（で合ってるのかな？もうよく分かんないや）に出演してきて、色んな感情を共有してきたので、20歳の国に対しては、愛情もあるし憎しみもあるし、なんとも表し難い気持ちがたくさんありました。
　でも、先日竜史の作品を久しぶりに客席から観て、自分と劇団の“現在地”みたいなものを確認できたので、ハッピーな気持ちで退団します。
　これからは、斉藤マッチュと20歳の国、どっちがすごい演劇をやるかの真剣勝負だと思っております。

　個人としましては、ありがたいことに来年の出演予定なども決まっておりますので、これからもひとつひとつ真摯に取り組みながら俳優人生を楽しんでいこうと思います。
　20歳の国ともども、よろしくお願いいたします。

​斉藤マッチュ

 

～竜史より挨拶～

 

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　僕にとっての人生最初の劇団員の一人、斉藤マッチュが退団します。
　僕が一人で20歳の国を結成した理由、つまり最初から劇団という体制を取らなかった理由は、誰とも別れたくなかったからなのだと思います。あの頃は、一人でやっていれば、「また会おうよ」の一言で気軽に誰とでも再会できる気がしていました。
　でも、別れのない人生なんて、あるはずもなく、むしろ別れは人生の醍醐味と言えるかもしれないと今この歳になってようやく思います。
　なんとなく再会するのではなく、別れてなお再会する方がドラマチックだと信じながら、マッチュを見送ります。
　今まで20歳の国の斉藤マッチュを応援して下さった皆様、本当にありがとうございます。フリーになったマッチュのことも、どうぞよろしくお願いします。

竜史